PELICAN 1535AIR-TRVL
縁あって以前から大ファンだったPelican Products株式会社さまとコラボレーションする機会を頂きました。Pelicanはアメリカ製のハードプロテクターケースで、カメラマンの間では”ペリカン”の名称で親しまれています。普通のスーツケースと違い、精密機器や武器の輸送にも使用されることで有名です。昨今のCOVID-19のワクチン輸送でも活躍したと聞いています。
今回新色の1535AIR-TRVL(エアトラベル)を使用させて頂く機会を頂き、とても軽く使い易かったので通常のケースと比較しレポートを書かせて頂きました!
今までは通常のペリカンプロテクターケース1510(上の写真左)を愛用しており、1535AIR-TRVL(上の写真右)はその軽量版で、大きさは一緒です。
今までのペリカン実体験を少しお話しさせて頂きますと、1510より少し大き目のプロテクターケース1560も持っており、以前はこちらをメインで使っていたのですが、海外出張などが増えてきたので機内持ち込み出来る1510を数年前に追加購入しました。
カメラマンをしているのでケースの中身はカメラ2台、レンズ4本、小型フラッシュ一台、その他ケーブル類、ノートパソコンと周辺機器類などなど。(下の写真左)
ケースの中身は撮影によって持ち出す機材を変えることが多々あるので、仕様を変えられる黄色のふわふわのディバイダー(ケースの中の仕切り)を愛用しています。ふわふわだと機材に優しくて安心な感じがするので。(ちなみにペリカンのディバイダーは切り取るスポンジ式、黄色のふわふわ、トレックパック式のものの3種類あります)
最初1560の仕切りは切り取る式のスポンジを使っていたのですが、一度切ってしまうと戻せないというのと、あまり機材が入らないので最近黄色のふわふわにディバイダーを買い換えました。予算のない仕事だと電車移動しないといけない場合もあるので、カメラマン的にはコンパクトで沢山収納出来るに越した事ないのです。
1560は家電量販店で購入したのですが、この時店頭の見本が全て切り取るスポンジのみで、他は置いていなかったので黄色のふわふわのディバイダーの存在を知らず…直接ペリカンの商品をみれる場所があると良いのにと思っていました。一度買ったら一生ものですし、安くはないので。
以前イギリスに住んでいたこともあり、ファッションショーのバックステージ撮影をしていて、ロンドン→ミラノ→パリと飛行機移動が多かった為、今は機内持ち込みできる1510の方をメインでカメラケースとして使い、1560にはストロボ照明を入れて必要な時だけ持ち出す、という使い方をしています。
外国はスーツケースの扱いが荒いので、カメラ機材を機内持ち込みしないのであれば、ペリカンくらい丈夫だと安心です。ケースの中身が総額200万を超える時もあるので(カメラマンにしては安い方だと思いますが)鍵もかけられて安心です。
ちなみにロンドン→ミラノ→パリの移動時沢山の外国人カメラマンを見かけましたが、殆ど皆さんペリカンケースエアで移動していました。
さて前置きが長くなってしまいましたが、1535AIR-TRVLと、通常のプロテクターケース1510の使用感を比較していきます。
まず当然ですがエアというだけあってとても軽いです!
実際の重さとしては1535AIR-TRVLは3.9kg、1510は5.4kgです。
私は身長150cmと小柄なので、軽いのは大変助かっています。今まで1510で飛行機移動していたのですが、機内持ち込みする際、頭上の収納ケースに入れるのが結構重く、毎度大変な思いをしていたので。
あとLCCなど格安航空だと機内持ち込みの重さ制限が7kgまでだったりするので、機内持ち込み出来る大きさのケースなのに、重量オーバーで結局は受託手荷物にしないといけないこともありました。大抵の場合は大丈夫ですが、外国で飛行機の乗り換えがある場合だと、自分のケースがちゃんと手荷物受取所で戻ってくるかちょっとだけハラハラします。
実際キャリーを引いて使ってみました。1510よりもスッと運べる感じで格段に軽かったです!!
1510は作りがかなり頑丈なので、道を引く時の音も結構ガラガラと音が出てしまうのですが、1535AIR-TRVLの方は音も軽い感じがしました。軽いですが延長ハンドルや取っ手はしっかりしているので、撮影へ行くくらいであれば十分な丈夫さと思います。
以前通常のペリカンケースとエアだとどっちが良いのか、というのをPELICAN株式会社の方にお聞きした時、戦場に行くとかでなければエアで十分、というお話を聞いたのを思い出し、そうだなと思いました笑
また閉めるところ(プレス&プルラッチ)も2段階式になっており、かなり閉めやすいです。1510だと思いきりバチン!という感じで閉めるのですが、1535AIR-TRVLはつまみのボタンを押しながら、すごくスムーズにカチャっと閉まります。開ける時もボタンを押しながら、軽く開きます。
あと鍵穴部分だけでなく、閉めるところにも鍵が付いているのが凄くいいですね。
以前パリコレクションのバックステージ撮影中にノートパソコンを盗まれてしまい、その時は1510を使っていて裏蓋はスポンジクッションのみだったので収納スペースが無く、(裏蓋にノートパソコン用取り外し可能スリーブ付きのペリカンケースが販売されてるなんて知らず…)鍵なしのリュックにノートパソコンを入れていたのですが、1535AIR-TRVLだと裏蓋に収納できるのでスペースを有効に使えてセキュリティ的にも凄くいいですね。
日本は安全なのでケースに鍵をつけて使っているカメラマンさんを見た事がなかったのですが、外国は盗難が激しいので私は盗難防止のため頑丈な南京錠を2つ付けて使っています。鍵をかけなかったら絶対に盗まれます。絶対に!南京錠も丈夫なものでないと飛行機から戻ってきた時に壊れている事があるので、ケース自体に鍵が付いているのはとても有り難いです。
あとやっぱりリュックにノートパソコンを入れると空港など移動長いところだと重くて疲れてしまうので、カメラ機材、パソコン機器周辺をまとめて一つのケースで運べるのは便利だし、安心です。
またこのブルーとAIRの赤い文字の色がなんともオシャレですね。
今まではミリタリーな色のケースが多かったと思うのですが、ファッションの撮影現場でもそのケースお洒落ですね!と言われました。かなり気に入って使わせて頂いています!
最後になりましたが、何と2021年の四月から待望のPELICANショップが渋谷にオープンするとの事!!
色々なバリエーションがあると知らずに購入してしまった者からすると、今から購入したいと思う人には実物を見れる場が出来るという事で羨ましい限りです。ご購入検討されてる方は是非足を運んで見て下さい!
PELICANショップ詳細はこちら
Pelican Specialty Shop by rukbat
〒150-0011
東京都渋谷区東1-3-1カミニート7号室
営業時間: Fri-Mon 11:30am-7pm
※営業時間外はご予約制となります。ウェブサイトよりお問い合わせください。
Website: www.rukbat.co.jp
Pelican Productsの日本支社のウェブサイトはこちら
Pelican Products株式会社
https://www.pelicanproducts.co.jp/
長くなってしまいましたが、私が初めてペリカンケースの購入を決意した際に見た、ペリカンケースの丈夫さがわかる動画をご紹介して終わりにしたいと思います。ビルから落としても、車で踏みつけても壊れません!
是非こちらも見てみてください!